仮想通貨

ICPのロードマップを読み解こう-15

仮想通貨

ノンホルダー・リトです。

ICPを読み解こうの会も15回目です。

しかし、まだ先は長いです。

ゆっくりじっくり読んでいきましょー。

原文はこちらです。

Announcing Internet Computer “Mainnet” and a 20-Year Roadmap
The Internet Computer is the world’s first blockchain that runs at web speed and can increase its capacity without bound.

Using Computation to Provide Stable Liquidity to Contracts

見出しの翻訳です。

計算機を使って契約に安定した流動性を与える

本文の翻訳と要点を見ていきまっしょい。

インターネット・コンピュータ・ネットワークの
主要なユーティリティー・トークンはICPと呼ばれています
(トークンの名前はICPプロトコルに由来しており、
以前はDFINITY財団にちなんで「DFN」と呼ばれていました)。

このトークンには2つの目的があります。

1つ目は、ユーザーをネットワーク神経系内の
「投票ニューロン」に閉じ込め、
「投票報酬」を得ることで、
ユーザーがネットワーク管理に
参加できるようにすることです。

2つ目は、インターネットコンピュータでの
計算に必要な「サイクル」に変換できる
ソーストークンを提供することです。

サイクルは、イーサリアムのブロックチェーンにおける
ガスのような役割を担っていますが、
それとは対照的に、独立したトークンとして
ネットワーク内に存在しています。

これは、インターネットコンピュータが
「逆ガス」モデルを採用しているためです。

スマートコントラクトソフトウェアは、
あらかじめサイクルを充電しておき、
それを燃料のように燃やして、
自身の計算とデータの維持に利用します。

つまり、従来のブロックチェーンのように、
ユーザーが支払いで不便を感じることはありません。

当然ながら、サイクルは必要なときに利用できるよう、
事前にスマートコントラクトに転送しておく必要があります。

(例えば、超大規模な大衆市場のインターネットサービスは、
何十億もの個々のスマートコントラクトオブジェクトから構成され、
管理契約を使ってそのようなサイクルの分配を行うかもしれません)。

その結果、サイクルはコントラクト間で転送可能となります。

ポイントは、一つです。

ICP上のDappsなどを触るとき、
エンドユーザーはいわゆるガスを払う必要がない。

ここでいわゆるガスとしたのは、
他のブロックチェーンでいうところのガスを
払う必要がないという意味です。

ICP上のDapps自体が、
エンドユーザーになんらかの対価を支払わせる仕様であれば、
その限りではないです。

インターネットコンピュータは、
新しいノードマシンをネットワークに導入することで
計算能力を常にスケールアウトさせており、
計算能力が不足することはありません。

そのため、スマートコントラクトが使用する
リソースの価格設定は、
リソースの提供に関わるハードウェアの
基本的なコストと密接に関連しています。

これは、従来のブロックチェーンとは大きく異なります。

ホストされているスマートコントラクトが
利用できる計算能力は有限であり、
ネットワークにどれだけハードウェアを追加しても
その状態は変わりません。

そのため、「取引手数料市場」を利用して、
有限の能力を最も高く買ってくれる人に
オークションを行う必要があります
(Ethereumでは計算に数十ドルかかることもありますが、
インターネット上のコンピュータでは
同程度の計算でも数セントしかかかりません)。

インターネットコンピュータ上の計算資源のコストを
ほぼ一定にすることができるため、
システムやサービスの運営に必要な
資源の管理が非常に容易になり、
運用コストの予測が容易になります。

しかし、計算資源を一定のコストで提供することは、
必要なことの一部に過ぎません。

インターネットコンピュータ上では、
スマートコントラクトにあらかじめサイクルを充電しておき、
未来に発生する消費の瞬間に計算資源を支払うための
燃料を供給する必要があります。

つまり、スマートコントラクトの中に置かれたサイクルの数が、
実際に支払うことのできる計算量を予測するために、
サイクルも一定の価値を持つべきなのです。

サイクルに置いても金銭的な価値が評価できると、
実際に計算に必要になるコストが見えやすくなります。

ICPでは、そういう仕組みを組み込んでいるわけです。

そして、ICPのガスにあたるサイクルは、
破格に安いことが示されていますね。

ブロックチェーンでは、
「ステーブルコイン」と呼ばれる
一定の価値を持つトークンが
何らかの有用な役割を果たすことができるが、
実際にはその作成は困難である。

サイクルのように、銀行口座にあるドルを
担保にすればいいと思うかもしれませんが、
分散型ネットワークでは、ネイティブ・トークンに
そのようなアプローチをとることはできません。
なぜなら、脆弱な銀行関係、銀行口座の管理、
トークンを発行・償還しなければならない人などに
依存することになるからです。

一方で、外部の資産に依存しない
真の分散型メカニズムを用いて
「安定した価値」を持つトークンを作ることは
非常に困難であることが証明されています

真の分散型メカニズムによる「安定した価値」トークンは、
$BTCぐらいじゃないでしょうか。

ビットコイン・スタンダードという本で、
そう確信しました。

数年後の$BTCはまさに、そうなるでしょう。

私自身、2014年に
cryptofinanceニュースグループに多くの時間を費やし、
今日のDeFi stablecoinスキームに関わる
基本的なメカニズムが初めて提案され、議論されました。

私たちが検討したデザインの問題点は、
今日使用されているステーブルコインスキームの
場合も同様ですが、
安定化されたトークンの価格を
米ドルなどの外部の価値尺度に固定していることです。

このスキームでは、スマートコントラクト内にロックされた
$ETHや$BTCなどの他のトークンを担保として
何らかの形で依存しており、その価値は非常に変動しやすいため、
暗号で定期的に発生する市場の乱れの期間には、
関連する担保についての仮定が誤ったものとなり、
[ブラックスワン・コラプス]が発生します。

このように、今日のDeFi stablecoinのスキームや、
過去に提案されたものの中には、
サイクルの価値が一定であることを
保証するための適切な手段がありません。

サイクルの安定した価値が、
他のトークンを含む複雑な証券化スキームに依存しない、
よりシンプルで信頼できるメカニズムが必要なのです。

2014年当時、Dominicさんは、
サイクルが安定した価値を持つような仕組みを持つために、
たくさんの課題があることを痛感していたみたいです。

インターネットコンピュータ上では、
ネットワーク上で行われる継続的な計算のおかげで、
安定したコインのスキームを必要とせず、
サイクルは一定の価値を持つ傾向にあることがわかりました。

まず、このネットワークでは、
ユーザーが保有するICPユーティリティトークンを、
NNSが設定したレートでサイクルに変換することができます。

変換レートは、主要な不換通貨のバスケットで構成される
IMF SDRに固定されており、
外部市場で0.65SDRの価値があると判断された
ICPユーティリティー・トークン
現在、スイス・フランや米ドルとほぼ同等の価値がある)は、
1兆サイクルに変換することができます。

明らかに、これはサイクルの価値の上限を示しています。

なぜなら、誰も高い価格でサイクルを購入することはないからです。

しかし、フロアはどうでしょうか?

例えば、誰かが大量のサイクルを購入した後、
不要だと判断して売却可能にした場合はどうなるでしょうか。

ここで面白いことが起こります。

そのような販売者は、サイクルの価格を天井よりも低く設定し、
価格を下げなければなりません。

その結果、計算を動かすためのサイクルを手に入れたい人は、
直接または他人に転売することで、
より安いサイクルを購入することになります。

当然のことながら、これらの安価なサイクルは、
最終的にはすべて市場から撤去され、
インターネットコンピュータで実行される計算によって
燃やされて消滅し、
再びICPユーティリティー・トークンから
新しいサイクルを作成して、
その価値を天井に戻さなければなりません。

そのためには、インターネットコンピュータが
計算をし続けることが必要です。

サイクルは、IMFのSDRによってレートが固定されています。

SDRは、主要な法定通貨をもとに産出された
価値指標みたいなものです。

SDRを参照して、
全$ICPをサイクルに変換しようとすると、
1兆サイクルになるということです。

逆算することで、1サイクルあたりの
金銭価値の上限が見えてくるわけです。

そして、サイクルを売りたい人は、
この上限価値よりも安い価格で売る以外、
売り切る手段はないです。

ここで、サイクルを誰かが安く手に入れて、
計算で使用したとします。

すると、サイクルはバーンされるので、
サイクルの価値が相対的に上がり、
サイクルの価値は元々の上限に戻ります。

複雑なことは置いておいて、
サイクルは安いガス代みたいなもの、
ということですねぇ。

免責事項

本記事を参考にした事によるいかなる不利益について、管理者は一切の責任を負いかねます。

DYOR, NFA

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