仮想通貨

ICPのロードマップを読み解こう-10

仮想通貨

ノンホルダー・リトです。

ICPを読み解こうの会も10回目です。

しかし、まだ先は長いです。

ゆっくりじっくり読んでいきましょー。

原文はこちらです。

Announcing Internet Computer “Mainnet” and a 20-Year Roadmap
The Internet Computer is the world’s first blockchain that runs at web speed and can increase its capacity without bound.

Unleashing Intelligent Governance and Autonomous Evolution

見出しの翻訳です。

インテリジェントなガバナンスと自律的な進化を解き放つ

本文の翻訳と要点を見ていきましょー。

ブロックチェーンにとって、
ガバナンスは常に悩ましい問題です。

一方で、ネットワークは
本当に非中央集権的でなければならず、
関係者や組織など特定のアクターに
コントロールされてはいけません。

なぜなら、もしコントロールされてしまうと、
コントローラーが陳情されて閉鎖されてしまったり、
コントローラーが腐敗して、
ホストされているトークンやコードに
ネットワークが提供するセキュリティの保証を
覆してしまう可能性があるからです。

一方で、どこかから何らかのコントロールが
行われるべきであるとも言えます。

なぜなら、このようなネットワークは
複雑な技術によって形成されており、
生産の中で修正、改良、アップグレードされることが
避けられないからです。

また、インターネット・コンピュータがそうであるように、
ネットワークがより強力になればなるほど、
悪意のあるアクターが重大な影響を与える
悪意のある計画に適用する可能性が高くなります。

後者の点については、例えば、
スマートフォンがテロリストによって
IEDの起爆に使用されるなど、
すべてのテクノロジーは誤用される可能性がある
というのが正論です。

しかし、だからといってすべての考慮事項が
免除されるわけではありません。

ブロックチェーンの一つの課題ですね。

どれくらいの人がどこまでコントロールするか。

管理者の腐敗は避けるべきだけど、
だからといって、
完全に管理者を排除することはできないわけです。

このバランスをどうするのか。

これまでのブロックチェーンは、
自分自身を更新するのに面倒な方法を使っており、
その方法は不透明で疑わしいことが多い。

コミュニティに支配的な組織力がない
ビットコインの場合、
マイナーに変更を採用させるために
必要なコンセンサスを形成することが
ほぼ不可能なため、
ほとんど行動を起こさずに議論が激化し、
一部の人はフラストレーションから
かなり無意味なネットワーク「fork」を作ることになります。

一方、Ethereumは、
ネットワークの指針となる非営利組織である財団や、
Vitalik Buterin氏のような著名なリーダーがいることで、
変更を推し進め、より革新的な軌道を
追求することが容易になっています。

しかし、実際に変更を加えるプロセスは、
人々の合意を得ることの難しさに加えて、
技術的な課題のために、
ネットワークをホストするノードに
グローバルなアップデートを行うことが
極めて困難であるという理由から、
依然として困難です。

完全に管理者のいないビットコインブロックチェーンでは、
それゆえに意味のないフォークが行われています。

ビットコインキャッシュとか。

Ethereumは、一度、theDAO事件で、
ハードフォークしていますね。

とはいえ、それ以降、
大きな変更はなかなか行われていないです。

それは、コンセンサスを取ることが難しく、
もし取れたとしても、
全てのノードが受け入れることはないからです。

また、インターネット・コンピュータ・ブロックチェーンでは、
より複雑な技術を用いているため、
より困難な状況になっています。

さらに、ネットワーク・アーキテクチャの進化には、
新しいノードを導入して
新しいサブネットを作成するなど、
容量の拡大に合わせてある程度の
「インテリジェンス」を適用する必要があります。

このような理由から、
同チェーンのプロトコルには高度でオープンな
アルゴリズムによるガバナンスシステムが導入されており、
ネットワーク全体を効果的にコントロールしています。

これは「Network Nervous System(またはNNS)」
として知られており、
DFINITY財団がEthereumブロックチェーンの
はるかに単純な姉妹として意図されていた
「Internet Computer」よりも範囲の狭い
ブロックチェーンに取り組んでいた
2017年初頭に私が発表した「Blockchain Nervous System」の
提案にまで遡ることができます。

そのオリジナルの投稿で説明されたコンセプトの
ほとんどは残っていますが、
そのようなものをサポートするために必要な
技術的作業の多くが、
実際には必然的にどれほど複雑になるかは
想像できませんでした。

ICPのNNSは2017年に、
前日譚の「Blockchain Nervous System」が
あったそうな。

翻訳内のリンクで詳細を確認できます。

NNSでは、
ICPガバナンス・ユーティリティー・トークンの保有者が、
投票ニューロンにロックすることができます。

このニューロンは、
システムに提出されたプロポーザルへの投票に
使用することができ、
自動的に投票するように様々な方法で
相互にフォローさせることができます。

これはある意味で、流動的民主主義の一形態を表しています。

その仕組みについては、
近々公開される技術資料で詳しく説明するが、
言うまでもなく、インターネットコンピュータが
処理できる提案タイプの多くは、
インターネットコンピュータの基盤となる
ネットワークの管理に関連しており、
ノードマシンへのアップグレードや修正の押し付け、
容量を拡張するためのサブネットの作成などが行われており、
ここに現在の真の複雑さがある。

インターネットコンピュータは、
伝統的な意味でのフォークを行うことができず、
アップグレードやネットワークの修正は、
高度な技術を要する暗号方式が緊密に絡み合って
構成されているチェーンキー暗号の仕組みと、
密接に連動して行わなければならない。

このようにネットワークを
コントロールするシステムは驚異的だが、
この作業によってインターネットコンピュータは
自律的に活動しながら、
誰もが提出できる提案を評価して採用することで、
ネットワークを急速に進化させることができるのである。

$ICPをNNSの投票ニューロンにロックすることができます。

いわゆるステーキングです。

1年とかかなり長い期間ロックする必要があるので、
リトはまだ挑戦していません。

ステーキングすると、
ICPの運用方針などの提案に
投票することができます。

最近だと、
ビットコインにクロスするという提案が、
可決されましたね。

意外と知られていないのが、
ブロックチェーンネットワークを動かすコードが
変更できるということは、
それを搭載しているトークンやコード、
データも実は変更可能であるということです。

コードやプロトコルが修正されていない
ブロックチェーンは存在しないため、
そこにあるすべてのものは、
管理するコミュニティの共同の意思に従っており、
実際には今もその影響を受けています
(たとえコミュニティがこれまで
そのような修正を行わないことを選択していたとしても、
1840億ビットコインのバグ」の取り消しや、
Ethereumの「the DAO」のハッキングへの対処など、
いくつかの例外があります)。

このような極端なケースで
コードがコミュニティによって上書きされるのであれば、
生命や身体が危険にさらされるような
極端な特殊ケースでも
コードが上書きされるのではないでしょうか?

例えば、インターポールが
インターネットコンピュータ上で
ホストされているシステムが
人身売買の市場として使われていることを発見し、
そのデータが破棄されれば、
弱者や虐待を受けている個人が
想像を絶する悪い状況から
救出されるかもしれないと想像してみてください。

このシナリオは、インターネット・コンピュータを
否定するものではない。

インターネット・コンピュータは、
バランスの上では世界に
多大な善をもたらす技術の現れであるが、
そのこと自体は、「the code is law」の
多くの利点にもかかわらず、
できることなら何もすべきではない
という十分な論拠にはならない。

ICPも人道上のトラブルがあれば、
大きく仕様変更される可能性もある、
ということです。

インターネットコンピュータと
その制御装置であるNNSは自律的であり、
設計上、私もDFINITYもNNSが行うことを
制御できないことを強調しています。

これは最終的に、
ジェネシスに存在する何万ものニューロンの産物となります。

しかし、私は、NNSによって、
先に述べたような特別な極端なケースに
うまく対処できるようになることを期待しています。

EFFMozilla
そして新たに設立された
Internet Computer Associationなどの組織が、
まず投票ニューロンを作成して公開し、
他の人が自分のニューロンを設定して
それに従って#Ethics(倫理)カテゴリの提案に
どう投票するかを決めることができるように
することを想定しています。

そして、関係者が秘密裏に
支援要請を行う倫理委員会を
設立するとします。

ここでは、インターポールが
仮想的な人身売買システムの内部情報を
取得するために提出しようとしている提案への
支援を要請することができます。

もちろん、この人身売買システムは
改ざん不可能で、ノードマシン間で複製され、
開いても暗号化されたバイトしか出てこない。

しかし、インターネットコンピュータの
ノードのロジックをアップグレードすることで、
NNSがこのような提案を採用した場合、
捜査機関の公開鍵で関連データを暗号化し、
輸出できるように対応することができる。

このような対応がなされると、
提案の採択を支持した倫理委員会は、
透明性のために支持した理由を公表することになる。

重要なポイントは1つです。

提案を採択した、採択を支援した参加者は、
採択理由を公表しないといけない。

これ、結構重要ですよね。

透明性は正義です。

NNSとその力は、
もちろんブロックチェーンコミュニティの中で
多くの議論の対象となるでしょう。

NNSが極端なケースで行動を起こせば、
スマートコントラクトコードのバグや
ハッカーがユーザーから認証キーを盗むことによる
悪影響を元に戻そうとするなど、
はるかに影響力の低い数多くの行動に
NNSが日常的に関与することになる、
と多くの人が合理的に考えるでしょう。

しかし、重要なのは、NNSによって、
私たちはコミュニティとして、
必要なときに効率的な行動をとり、
その行動方針をアルゴリズムで決定するための
効率的な手段を手に入れたということです。

NNSの設計に組み込まれたゲーム理論と
経済的インセンティブにより、
NNSは、全人類に計算プラットフォームを
提供するというInternet Computerの中核的な目的に
最も合致したコースを描き、
行動をとる提案を採用するようになります。

NNSによって、無意識的に、
ICPコミュニティは合理的な行動をとる、
と言っています。

これは、時間を経て、
見えてくることになりそうですね。

免責事項

本記事を参考にした事によるいかなる不利益について、管理者は一切の責任を負いかねます。

DYOR, NFA

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