ICP (DFINITY) のウォレット作成方法【画像で解説】

  • 2022-06-29
  • 2022-06-29
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ICP (DFINITY) のウォレット作成方法を画像つきでご紹介します。

かんたん2ステップでつくれますよ。

今回は、主にMacやiPhoneなどAppleユーザー向けです。

■ Step1:ICPアカウントをつくろう

Internet Identityというウェブアプリで、ICPのアカウントを作成します。

これがないとウォレットを作成することができません。

以下のリンクで作成します。

https://identity.ic0.app/

□ ブラウザはChromeがおすすめ

手始めにやるなら、Google Chromeがおすすめです。

※Safariでは、認証がうまくいきません。

□ 「New user? Create an Internet Identity Anchor」をクリック

リンクを開いたら、「New user? Create an Internet Identity Anchor」 をクリックします。

アカウント作成をクリック

□ わかりやすいデバイス名を入力

自分がわかりやすいデバイス名を入力して、「Create」ボタンをクリックします。

ICPのアカウントを複数デバイスで使うときは、 それぞれのデバイスを識別する仕様になっています。

なので、複数デバイスでアカウントを利用するなら、 わかりやすいデバイス名をつけておきましょう。

わかりやすいデバイス名を入力

□ 指紋(顔)で認証する

「このデバイス」をクリックして、指紋や顔で認証します。

生体認証を使う
TouchIDを使う例

□ Confirmをクリック

Confirmボタンをクリック

注意事項も一応読んでおきましょう。よくある規約が書いてます。

問題なければ、「Add a recovery mechanism to an Identity Anchor」 をクリックします。

注意事項に目を通す

【重要】注意事項の内容について、重要な点が一つあります。
複数デバイスにアカウントを紐づけることが推奨されています。
Windowsは物理USBセキュリティーキーが必要なので、iPhoneユーザーはiPhoneを活用してみてくださいね。

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□ シードフレーズをメモする

シードフレーズをできれば紙にメモするようにしてくださいね。

一時的に、メモアプリなどにコピペしてもいいですが、コピペしたときのクリップボードの記録は必ず削除しておきましょう。

まずは、「Seed Phrase」ボタンをクリックします。

シードフレーズをクリック

表示されたシードフレーズをメモして、間違っていないか確認したら、「Continue」ボタンをクリックします。

表示されたシードフレーズをメモする

□ アカウント作成完了

下の画像のような画面が出れば、アカウント作成は完成です。

Identity Anchorは、 いわゆるログインIDです。
Added devicesは、 IDと紐づけられているデバイス名が表示されています。

ICPアカウントの作成完了

■ Step2:ICP専用ウォレットを使う

NETWORK NERVOUS SYSTEM というICP(DFINITY)専用ウォレットを使えるようにします。

ちなみに、NNSという略称で愛されています。

まずは、以下のリンクからNNSのサイトを開きます。

https://nns.ic0.app/

□ ICPアカウントを接続する

さきほどのリンクを開いたら、下の画像のように、「Login」ボタンを押します。

NNSでLoginボタンを押す

下の画像のように、Identity Anchorを入力して、「Authenticate」ボタンをクリックします。

Anchor(ICPアカウント)を入力

下の画像のように、指紋(顔)で認証します。

宇宙飛行士ちゃんがくるくる動いてかわいいんです。

生体認証を使う

下のような画像が出たら、「Proceed」ボタンをクリックします。

Proceedボタンをクリック

下の画像のように、ウォレット画面が表示されたら完了です。お疲れ様でした。

NNSウォレットの画面

■ ウォレットアプリでできること

□ Neuronsでステーキング

NNSのNeuron機能

Neuronは、一般的なブロックチェーンでいうところのノードにあたる機能です。

といってもよくわからないですよね。難しいことは気にしないでも大丈夫です。

一般ユーザーにとっては、独自トークンの$ICPをステーキングする場所、ってことだけ覚えておいてくださね。

ステーキングは「預金」とか「貸付」のイメージでいいと思います。

□ Votingで投票

NNSのVoting機能

ICP (DFINITY) の運営方針ついて、投票できる機能もあります。

提案事項がたくさん掲載されているので、興味のあるものだけでも投票してみてはいかがでしょう。

□ CanisterでCycleを供給

NNSのCanisterとCycle

この機能では、独自トークンの$ICPを「Cycle」という別のトークンに変換して、CanisterにそのCycleを提供できます。

Canisterは、ICPの計算ユニットです。パソコンでいうところのCPUにあたります。

このCanisterは、Cycleという燃料がないと動きません。

ふつうのパソコンのCPUも電力という燃料が必要ですよね。それが、ICPではCycleです。

なので、Cycleには、金銭的な価値はないです。つまり、資産にはなりません。

開発者さんは、このCycleを消費して、ICPでいろんなアプリケーションを提供してくれています。

いろいろごちゃごちゃ書いていますが、かんたんにCycleについてまとめます。

$ICPをCycleに換えて提供する=寄付

こういうイメージでいいと思うんです。

■ Windowsユーザーのかたへ

Windowsでは、生体認証をするために、別途セキュリティデバイスが必要になります。

YubiKeyというUSBタイプの生体認証デバイスをおすすめしておきますね。

>>YubiKey (USB-Aタイプ)

YubiKey-USB-A

>>YubiKey (USB-Cタイプ)

YubiKey-USB-C

■ おわりに

さいごまで読んでいただきありがとうございます。

ICP (DFINITY) のアカウントとウォレットのつくりかたについて、ご紹介しました。

ICPは独特のブロックチェーンになっているので、今すぐ流行るものではないです。でも、そのユニークさで多くのファンも獲得しています。

今後に期待したいですね。

👇複数のデバイスでICPのアカウントを登録する方法

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