ICP (DFINITY) のウォレット作成方法を画像つきでご紹介します。
かんたん2ステップでつくれますよ。
今回は、主にMacやiPhoneなどAppleユーザー向けです。
■ Step1:ICPアカウントをつくろう
Internet Identityというウェブアプリで、ICPのアカウントを作成します。
これがないとウォレットを作成することができません。
以下のリンクで作成します。
□ ブラウザはChromeがおすすめ
手始めにやるなら、Google Chromeがおすすめです。
※Safariでは、認証がうまくいきません。
□ 「New user? Create an Internet Identity Anchor」をクリック
リンクを開いたら、「New user? Create an Internet Identity Anchor」 をクリックします。

□ わかりやすいデバイス名を入力
自分がわかりやすいデバイス名を入力して、「Create」ボタンをクリックします。
ICPのアカウントを複数デバイスで使うときは、 それぞれのデバイスを識別する仕様になっています。
なので、複数デバイスでアカウントを利用するなら、 わかりやすいデバイス名をつけておきましょう。

□ 指紋(顔)で認証する
「このデバイス」をクリックして、指紋や顔で認証します。


□ Confirmをクリック

注意事項も一応読んでおきましょう。よくある規約が書いてます。
問題なければ、「Add a recovery mechanism to an Identity Anchor」 をクリックします。

【重要】注意事項の内容について、重要な点が一つあります。
複数デバイスにアカウントを紐づけることが推奨されています。
Windowsは物理USBセキュリティーキーが必要なので、iPhoneユーザーはiPhoneを活用してみてくださいね。
Internet Identity を複数デバイスで使うための方法を解説します。 Internet Identity はパスワードが不要です。これが画期的な特徴です。 だからこそ、必ず2台以上のデバイスに共通のアカウントを登録[…]
□ シードフレーズをメモする
シードフレーズをできれば紙にメモするようにしてくださいね。
一時的に、メモアプリなどにコピペしてもいいですが、コピペしたときのクリップボードの記録は必ず削除しておきましょう。
まずは、「Seed Phrase」ボタンをクリックします。

表示されたシードフレーズをメモして、間違っていないか確認したら、「Continue」ボタンをクリックします。

□ アカウント作成完了
下の画像のような画面が出れば、アカウント作成は完成です。
Identity Anchorは、 いわゆるログインIDです。
Added devicesは、 IDと紐づけられているデバイス名が表示されています。

■ Step2:ICP専用ウォレットを使う
NETWORK NERVOUS SYSTEM というICP(DFINITY)専用ウォレットを使えるようにします。
ちなみに、NNSという略称で愛されています。
まずは、以下のリンクからNNSのサイトを開きます。
□ ICPアカウントを接続する
さきほどのリンクを開いたら、下の画像のように、「Login」ボタンを押します。

下の画像のように、Identity Anchorを入力して、「Authenticate」ボタンをクリックします。

下の画像のように、指紋(顔)で認証します。
宇宙飛行士ちゃんがくるくる動いてかわいいんです。

下のような画像が出たら、「Proceed」ボタンをクリックします。

下の画像のように、ウォレット画面が表示されたら完了です。お疲れ様でした。

■ ウォレットアプリでできること
□ Neuronsでステーキング

Neuronは、一般的なブロックチェーンでいうところのノードにあたる機能です。
といってもよくわからないですよね。難しいことは気にしないでも大丈夫です。
一般ユーザーにとっては、独自トークンの$ICPをステーキングする場所、ってことだけ覚えておいてくださね。
ステーキングは「預金」とか「貸付」のイメージでいいと思います。
□ Votingで投票

ICP (DFINITY) の運営方針ついて、投票できる機能もあります。
提案事項がたくさん掲載されているので、興味のあるものだけでも投票してみてはいかがでしょう。
□ CanisterでCycleを供給

この機能では、独自トークンの$ICPを「Cycle」という別のトークンに変換して、CanisterにそのCycleを提供できます。
Canisterは、ICPの計算ユニットです。パソコンでいうところのCPUにあたります。
このCanisterは、Cycleという燃料がないと動きません。
ふつうのパソコンのCPUも電力という燃料が必要ですよね。それが、ICPではCycleです。
なので、Cycleには、金銭的な価値はないです。つまり、資産にはなりません。
開発者さんは、このCycleを消費して、ICPでいろんなアプリケーションを提供してくれています。
いろいろごちゃごちゃ書いていますが、かんたんにCycleについてまとめます。
$ICPをCycleに換えて提供する=寄付
こういうイメージでいいと思うんです。
■ Windowsユーザーのかたへ
Windowsでは、生体認証をするために、別途セキュリティデバイスが必要になります。
YubiKeyというUSBタイプの生体認証デバイスをおすすめしておきますね。


■ おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
ICP (DFINITY) のアカウントとウォレットのつくりかたについて、ご紹介しました。
ICPは独特のブロックチェーンになっているので、今すぐ流行るものではないです。でも、そのユニークさで多くのファンも獲得しています。
今後に期待したいですね。
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