ERC-20トークンについてかんたんにわかる解説記事です。
DeFiやGameFiをやっていると必ず目にするので、ざっくり知っておくだけでも楽しさが増すはず。
Contents
■ ERC-20トークンは自作通貨を作るルール
ERC-20トークンは、イーサリアムブロックチェーンと互換性を持つ暗号資産を作るための規格です。
噛み砕いていうと、イーサリアムブロックチェーンを使って、自作通貨を作るためのルールです。
なぜこんなことができるのかというと、イーサリアムブロックチェーンにはスマートコントラクトという仕組みがあるからです。
□ スマートコントラクトとは
スマートコントラクトは、ブロックチェーン上で契約取引を自動で承認してくれるシステムです。
これはイーサリアムブロックチェーンが持つ画期的なシステムです。
ビットコインのブロックチェーンではビットコインという仮想通貨の取引を承認して記録するシステムでした。
これをさらに拡張して、例えば、不動産の売買の「契約」取引もブロックチェーン上で管理できるようにした仕組みがスマートコントラクトです。
通常の不動産売買では、契約で必要な者として、契約書とその代金と第三者による契約の証明書の3点が必要になります。 この第三者に契約を証明してもらうために契約をする当人たちが手数料を払って、証明書を発行してもらいます。 この第三者による証明書の発行を自動化して、契約が承認されたら、その契約取引の情報一式をブロックチェーンに保存するのがスマートコントラクトです。
そしてこれは、あらゆることに応用できます。
■ スマートコントラクトはApple Storeのイメージ、ERC-20トークンはiOS用ゲーム内通貨
イーサリアムのブロックチェーンはiOSだと思ってください。
スマートコントラクトは、iOS上で動くように設計されたアプリやゲームをダウンロードしてもらうためのApple Storeみたいな役割です。
ERC-20トークンは、Apple StoreからダウンローとしたiOSゲームのゲーム内通貨だと思ってください。
ちなみに、Dappsという言葉を聞いたことがあると思いますが、これはこの例でいうとiOS用ゲームとかアプリのことです。
■ ERC-20トークンは互換性があるから共通のウォレットで管理できる
Meta MaskなどのwebウォレットはERC-20トークンに準拠して作られたものです。
そのため、あらゆるERC-20トークンを一緒に管理できます。
ERC-20トークンは以下のようにたくさんあります。これらを同じウォレットで保管できます。
BNB 、VeChain 、OmiseGO 、Maker 、ZRX、 Zilliqa 、ICON、 Aeternity 、Bytom、 BAT 、プンディXトークン、ホロトークン、Golem 、ウォルトン、StatsNetwork、チェーンリンクトークン、Populous 、ISOToken RHOC アイオン TrueUSD HuobiToken デンタコイン、FunFair ELF デセントラル、QASH、TenXPay、バンカー、オーロラ、DGD、モナコ、サイバーマイルズ、データトークン、Nebulas、WAXトークン、ドラゴン、Power Ledger、ルーブリング、Dai Stableoin v1.0、キラーネットワーク、キン、ルーム、ナルス、コルテックスコイン、ポリマス、BIXトークン、エニグマ
■ おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
ERC-20トークンについて、あらためてまとめますね。
スマートコントラクトは、App Store のイメージ
ERC-20トークンは、アプリ内通貨のイメージ
ERC-20トークンは、Ethereumチェーン上で自作できる
かんたんにこんなイメージでいいんじゃないかなと思います。