最も手数料を損せずにビットコインを買いたい、そんな悩みを解消します。主要な仮想通貨取引所4つ(Coincheck、bitFlyer、GMOコイン、bitbank)を徹底比較しました。この記事で手数料の仕組みもざっくり理解できます。
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■ 【徹底比較】ビットコイン取引で気になる各種手数料
今回は、4つの主要な仮想通貨取引所の各種手数料を徹底比較しました。
以下は、その比較表です。
手数料 | Coincheck | bitFlyer | GMOコイン | bitbank |
取引所 売買 | 0 % | 最低 0.15 % | MAKER: -0.01 % TAKER: 0.05 % | MAKER: -0.02 % TAKER: 0.12 % |
BTC送金 | 0.0005 BTC | 0.0004 BTC | 0 | 0.0006 BTC |
BTC入金 | 0 | 0 | 0 | 0 |
日本円送金 | 407 円 | 220 円〜 | 0 | 550 円〜 |
日本円入金 | 0 | 0 | 0 | 0 |
最低注文数量 | 0.005BTC以上かつ 500円相当額以上 | 0.001 BTC | 0.0001 BTC | 0.0001 BTC |
それぞれの手数料の違いがわかったので、
実際にビットコインを購入する場合や
別のウォレットに送金する場合にどれだけ損をするのか検証しましょう。
■ 【検証】4つの主要な仮想通貨取引所でビットコイン取引をシミュレーション
ビットコインの取引から他のウォレットへの送金までをシミュレーションしました。
どの仮想通貨取引所も以下の前提です。
- 「取引所」でビットコインを購入する
- 取引:1 BTC = 1,000,000円のとき、1万円で0.01 BTCを購入する場合
- 送金:1 BTC = 1,000,000円のとき、0.01 BTCを送金する場合
□ Coincheck
取引:1 BTC = 1,000,000円のとき、1万円で0.01 BTCを購入する場合
取引手数料:0% = 0円
送金:1 BTC = 1,000,000円のとき、0.01 BTCを送金する場合
送金手数料:0.0005 BTC = 500円
*つまり、手数料を引いた0.0095 BTCを送金することになります。
購入から送金までの損失:500円
□ bitFlyer
取引:1 BTC = 1,000,000円のとき、1万円で0.01 BTCを購入する場合
取引手数料:0.15% = 15円
送金:1 BTC = 1,000,000円のとき、0.01 BTCを送金する場合
送金手数料:0.0004 BTC = 400円
購入から送金までの損失:415円
□ GMOコイン
取引:1 BTC = 1,000,000円のとき、1万円で0.01 BTCを購入する場合
取引手数料:0.05% = 5円
送金:1 BTC = 1,000,000円のとき、0.01 BTCを送金する場合
送金手数料:0 BTC = 0円
購入から送金までの損失:5円
□ bitbank
取引:1 BTC = 1,000,000円のとき、1万円で0.01 BTCを購入する場合
取引手数料:0.12% = 12円
送金:1 BTC = 1,000,000円のとき、0.01 BTCを送金する場合
送金手数料:0.0006 BTC = 600円
購入から送金までの損失:612円
■ 【裏ワザ】GMOコインとbitbankは取引で逆にお金がもらえる場合あり
実は、GMOコインとbitbnakはビットコインを取引することで、
逆にお金がもらえる場合があります。
たまに、「手数料:- 0.01%」なんて書かれていたりします。
この場合、手数料が逆にもらえることを意味しています。
では、なぜそんなうれしいことが起きるのか?
□ 【理由】なぜ取引で逆にお金がもらえるのか
なぜビットコインを購入するだけで、逆にお金がもらえるのでしょうか。
その理由は、「メイカー」と「テイカー」という取引所のルールがあるからです。
あなたが「買う」側の場合でかんたんにまとめると、
- メイカーは、市場価格より安い価格を指定して買おうとする人
- テイカーは、市場価格より高い価格を指定して買おうとする人
そして、メイカーとして市場価格より安い価格で購入できれば、
そのときの手数料が逆にもらえる場合があるのです。
なぜなら、市場価格がより安くなるため、
買いたい人はより安く買おうと動くし、
売りたい人はより高く売ろうと動くことになり、
市場の盛り上がりに貢献できるからです。
ちょっと難しいですが、「そういうもの」だと思ってくださいね。
もっと詳しく学びたい人はこちらのサイトさんを参考にどうぞ。
*あなたが「売る」側の場合だと、「買う」側のときと逆の関係になります。
- メイカーは、市場価格より高い価格を指定して売ろうとする人
- テイカーは、市場価格より安い価格で指定して売ろうとする人
*ただし、買う側のメイカーだと取引が成立しづらい
買う側のメイカーは、安い価格で買おうとするから、売り手にとっては儲けが小さくなります。
そのため、売り手はメイカーの買い手に売ろうとしない場合が多く、取引が成立しづらいわけです。
§ メイカーとテイカーがよくわかる図解
これでサクッとメイカーとテイカーがわかると思います。

□ GMOコインは取引額の1%お金がもらえる
取引:1 BTC = 1,000,000円のとき、1万円で0.01 BTCを購入する場合
取引手数料:- 0.01% = – 1円
つまり、1円儲かります。
□ bitbankは取引額の2%お金がもらえる
取引:1 BTC = 1,000,000円のとき、1万円で0.01 BTCを購入する場合
取引手数料:- 0.02% = – 2円
送金:1 BTC = 1,000,000円のとき、0.01 BTCを送金する場合
つまり、2円儲かります。
以上、微々たるものですが、知っておいてほしい情報でした。
■ 【結論】投資スタイルにあわせて仮想通貨取引所を使い分ける
これまでの徹底比較から、投資スタイルと仮想通貨取引所との相性が見えてきました。
わたしの結論はこうです。
Coincheck:ガチホするなら最適→初心者に最もおすすめ
bitFlyer:実は積立投資なら最適
GMOコイン:取引多くて送金も多いなら最適→NFTやDeFiやる人に最もおすすめ
bitbank:メイカーで買うなら最適
これが結論です。仮想通貨取引所ごとに良さを掘り下げた記事をこれから書くので楽しみにしていてくださいね。
■ 【コラム】意外と重要な「取引所」と「販売所」
まず、どの仮想通貨取引所を選んでも、実際にビットコインを購入する場合は、
基本的に「取引所」で購入するようにしてください。
「取引所」で売買するほうが、損をしないからです。
仮想通貨取引所には、「取引所」と「販売所」という2つのサービスが存在しています。
詳しいことはこちらの記事で解説しています。